July 17, 2017 鈴木啓太氏 引退試合 REDS LEGENDS vs BLUE FRIENDS

こんにちは、フットボール・ジャーナリストのHiroToです。

 

7/17海の日は、浦和レッズ一筋で活躍した鈴木啓太氏の引退試合埼玉スタジアムまで訪れました

 

鈴木啓太氏といえば、”水を運ぶ人”

 

オシム日本代表監督時代、こう表現されたことを覚えている人も多いだろう。ボール奪取をはじめ、攻め上がったトゥーリオのカバーなど、常にチームへの献身性とポジションバランスを保つ黒子に徹する姿は、チームのひとつのピースとして、欠かせない選手であったことに疑いの余地はない。

人が避けたがることを率先して引き受け、組織に貢献していく。チームの中で、きっとそういう選手だったのだろう。リーグ中断中とはいえ、集まった選手・スタッフ、スタジアムに訪れたファン・サポーターを見れば、彼らもきっと感謝の念と気持ち良く送り出してあげたい労いの念があるのだろう。

人を惹きつける彼の人望がスタジアム全体から醸し出されるような、そんな和やかな雰囲気の中、人として、もっと底辺にあるような重要なこと:利他の心をベースとした人とのつながりの大切さを考えさせられた素敵な引退試合だった。

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アマ時代からの選手生活を振り返るVTRで紹介されていたエピソードが心に残るー

所属するチームごとで、彼がプレーするポジションが異なっていたようだ。その背景は「そのチームで、自分が試合に出場できるポジションを見つけ続けてきた」からだ。

自分を客観視し、置かれた環境で活きる道を見つけるー どの世界でも通用する考え方に、鈴木啓太氏が日本代表まで登りつめた一つの理由を垣間見た気がした。

 

スタジアム:埼玉スタジアム2002

鈴木啓太引退試合:REDS LEGENDS 4 vs 4 BLUE FRIENDS

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